女性ホルモンと生理不順

生理不順

生理不順

生理のリズムはデリケートでちょとした疲れストレスなどでもすぐに不規則になります

たとえば転居、転勤、異動などの仕事の忙しさによりストレスがあると

生理周期が乱れたり生理がとまったりしやすくなります

また適度な運動や過激なダイエットも生理周期は乱れます

卵巣で排卵を起こして生理の指令を出すのは脳の視床下部、下垂体ですが

ホルモンの分泌を促す中枢の役割だけでなく感情や自律神経の中枢としても機能しています

ストレスなどで脳がダメージを受けるとホルモンの分泌にも影響が出てきます

脳からの指令が上手くいかないと卵巣の機能が低下して正常に排卵が起こらない可能性があります

正常な排卵が起こらないと生理周期も乱れます

生理不順の原因は脳からの指令の乱れによる排卵機能の低下です

生理の周期や期間は人により様々で毎月同じように一定してはいません

多少生理周期にバラツキがあっても心配ありません

目安として生理周期は25日から38日です

生理初日から次の生理が始まる前日までの日数です

体調やストレスにも左右されるので6日以内の変動は正常範囲になります

生理で出血する期間は3日から7日くらいが平均です

ストレスや疲れなどで生理の周期が乱れてもストレスが解消すれば元に戻り安定することが多くあります

たとえ生理周期が一定していなくとも25日から60日以内なら定期的に生理がきていて体調が悪くなければ

排卵がきちんと起こっている証拠なので問題はありません

無用な排卵を繰り返すのは排卵のう腫などの病気の危険を高めます

60日以内に定期的に排卵があれば心配はありません

またすぐに妊娠を望んでいる人は排卵回数が少なく

妊娠チャンスが少ないので排卵誘発剤などの治療もあります

無月経

問題は60日以上生理期間が開いて排卵が起こらない場合です

そうなると生理がこなくなる無月経になってしまうケースが多くあります

生理が長期間来ないことは卵巣の機能の低下で排卵が起こっていません

脳の視床下部からの指令も乱れ女性ホルモンの分泌も低下しています

卵巣機能が低下して女性ホルモンの分泌が減少すると生理不順というだけでなく

疲れやすい、冷える、肌があれる精神的に不安になるなど体調が悪くなり体の機能に悪い影響があります

60日以上生理が来なかったらすぐに婦人科の受診が必要です

放置する期間が長くなると治療にも時間がかかります

無月経の多くは強いストレス過激な運動、無理なダイエットによっておこるものですが

下垂体や甲状腺、卵巣の病気などの場合もあります

無月経は放置しても良くなりません

ホルモン分泌や卵巣機能を回復させるために低容量ピルなどを使用した治療が必要です

30代や40代で前半で卵巣が老化して卵巣機能が低下して閉経と同じような状態になる場合もあります

女性ホルモンの分泌が減少しているのでホルモン補充療法などが行われます

頻発月経

反対に生理周期が短く次の生理が来るまでの感覚が

24日以内の短い周期で生理が繰り返す頻発性月経もあります

思春期や更年期などでホルモンバランスが不安定な時期に起こります

更年期に起こる頻発月経は生理的なもので貧血が無い場合は問題ありません

それ以外の頻発性月経は原因がわからない場合が多く

20代や30代で頻発月経が2ヶ月以上持続したら病院で検査をしましょう

卵巣機能を止め生理不順を起こすような無理なダイエットは危険です

食事

ダイエットの時にはエネルギーを燃焼する

ビタミンB群、血行をよくするビタミンEを豊富に含んだ食事が必要です

ビタミンB群、ビタミンEを摂取していれば卵巣機能の低下を抑えることができます

玄米や小麦胚芽や黒いパンや色の濃い目の野菜の摂取がよいでしょう

またダイエットでは完全なオイル抜きは体に悪く適度に脂肪がないと

脳の働きが低下して卵巣の機能も低下します

オイルは質の良い植物性のオリーブオイルやごま油がよいでしょう

ストレスは脳から伝わり卵巣に影響を与えます

アロマオイル

リラックスでき脳に直接働きホルモンバランスを整えるアロマオイルで入浴やマッサージがお勧めです

フェンネル、クラリセージ、ゼラニウムは特によくてベースオイルを作って

下腹部を中心に全身にオイルを十分すり込みます

精神的な緊張にはイランイランが効果があります