女性ホルモンと貧血

駅の階段などで息切れなど疲れやすく風邪をひきやすい肌の調子が悪い目の下のくまができやすい

頭がくらくらするなどの症状は貧血です

若い女性は生理の出血が多いのが貧血の原因となっていることがほとんどです

血液は全身を流れて体温を保ち血液と一緒に酸素を運びます

貧血の程度は血液中のヘモグロビン値で判断しますが貧血だと

血液濃度が薄いために酸素を十分体内に巡らすことができません

体内が酸素不足で酸欠状態が長くなると心臓に負担がかかり

心不全、心臓肥大などの重大な病気を引き起こします

貧血はすぐに治療が必要で子宮内膜症、子宮筋腫などが生理時に出血を増やしていることも考えられます

胃潰瘍や痔による貧血も考えられます

成人女性のヘモグロビンの正常値は12から16g/dlです

1回の生理でヘモグロビンが10g/dl以下に落ちる人もいます

駅の階段を上るだけで息切れをしたりくらくらします

風邪をひきやすく疲れやすくなります

このような場合は病院に受診することが大切です

貧血は気がつかないことも多く生理の出血量が多かったり、息切れ、ふらつき、疲れ、風邪をひきやすい

肌のくすみ、乾燥などの症状がある場合は血液検査が必要です

子宮内膜症や子宮筋腫が原因で貧血になっている場合は医師との相談が必要です

貧血は鉄剤を飲むことでかなり良くなります

鉄分が体に十分行き渡り貧血状態が改善すると驚くほど体調がよくなり息切れ疲れがなくなります

子宮内膜症や子宮筋腫の治療には出血を少なくするために低容量ピルを処方することがあります

ダナゾール、GnRHアナログなどのホルモン剤で卵巣機能を低下させ

卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)量を抑える方法もあります

エストロゲン量を抑えて生理を止めて子宮筋腫や子宮内膜症が進まないようにします

ただし長期間使用すると骨量低下などの副作用があります

低用量ピルは作用が穏やかで長期間使用できます

ビタミンB群、ビタミンC、鉄分補給

ビタミンB群の1つの葉酸の欠乏で貧血になる場合もあります

貧血がわかったらビタミンB群を補給しましょう

また鉄の欠乏症による貧血には鉄分の補給が必要です

鉄はビタミンCがないと吸収できないので鉄と一緒にビタミンCも摂取しましょう

鉄は体内でリサイクルされるミネラルなので必要な量だけでだいじょうぶです

鉄を含む食材

イラクサやパセリやクレソンには豊富な鉄分が含まれています

金針菜にも鉄分が豊富に含まれホウレン草の20倍の鉄分があります

ミネラルを含む海藻、ひじきも鉄分補給に最適です

ひじきは色を黒くするために鉄の釜でたくので素材と鉄分が含まれています