女性ホルモンと太りやすい、やせやすい

食べる量が変わっていないのに太ったと悩む人が多くいます

食欲の中枢は脳のホルモンの司令塔にあります

女性ホルモンの低下に連動して精神状態も変化して代謝も変化します

1ヶ月の生理周期の中で排卵から生理前までのプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌される黄体期は

水分の代謝が落ちやすくむくんだり便秘しやすく精神的に

不安定になりいらいらして過食になりやすい時期です

反対にイチョウの調子が悪くなり食欲がなくなったり下痢気味になりやせる人もいます

40歳を過ぎると女性ホルモンが徐々に低下してきます

そうなると代謝も低下して脂肪をためこみやすく今までと同じ生活をしていても体重が増えます

女性ホルモンが体重の増減にも大きくかかわります

やせやすい、太りやすいと感じている人で気をつけるのは甲状腺の病気です

汗をかきやすい、指先が震える、すぐに疲れる、いらいらするなどの症状があり

食べているのに痩せてきたらバセドウ病などの甲状腺機能亢進症の疑いがあります

逆に冷える肌がかさかさになる便秘がち筋肉がつる、意欲低下などの症状があって

食べていないのにすぐに太る人は橋本病などの甲状腺機能低下症である可能性があります

甲状腺の病気は女性に多い病気です

甲状腺ホルモン異常は血液検査ですぐにわかります

毎月のホルモンの変動により多少体重が変化するのはしかたありません

基礎代謝の傾向は人とそれぞれ体質があります

太りやすい人、やせやすい人自分の体質に合った生活の工夫をすると改善されます

月経前症候群で過食になる人には低用量ピルでホルモン状態を安定させると改善できます

更年期で女性ホルモンの分泌が少なくなると代謝が低下して太りやすくなります

女性ホルモンの分泌が少ないと体重の増減に影響します

ホルモンバランスを整えるサプリメントで女性ホルモンを補いましょう

γリノレン酸はホルモン代謝をスムーズにしてくれます

またホルモンの代謝を安定させるハーブサプリメントもあります

チェストツリー、ブラックコホッシュ、うこんなど

太りやすい人は過食を抑えるためにいらいらを抑えるハーブもお勧めです

カノコソウやパッションフラワーなどがあります

脂肪や炭水化物を燃やすビタミンB群を中心に抗酸化ビタミンを摂取するのもお勧めです

痩せやすい人

胃腸が弱いので無理して食べず食事はゆっくり食べましょう

腸を丈夫にする乳酸菌を摂取しましょう

ハーブティーのカモマイルは胃を守る働きがありローレルのお茶には

消化吸収を助ける働きがあるので食事中に飲むと効果的です

女性ホルモンと冷え症

冷え

体が冷える手足が冷たい上半身がのぼせて下半身が冷えるな冷えといっても様々な症状があります

冷えは女性ホルモンが大きく関係しています

女性ホルモンのうちプロゲステロンは体温を高める働きがあります

排卵の後から生理までプロゲステロンの分泌が多いとき高温期といい月のうちで一番体温が高い時期です

プロゲステロンは受精卵を着床させて妊娠を維持するために大切なホルモンで

妊娠中はプロゲステロンが多く分泌されるために体温が0,5度ほど高くなります

ストレスなどにより卵巣機能が低下してプロゲステロンとエストロゲンの分泌がうまくいかないと

血流の調節をする自律神経も乱れてしまい血液循環が悪くなり冷えの症状が出てきます

また冷えは心臓病、腎臓病、糖尿病、甲状腺機能低下症などの病気が隠れている場合もあります

女性ホルモン

血の巡りが悪ければ冷えの自覚がなくても冷え症になる可能性があります

血行が悪いとほてりや、のぼせもおこります

ほとんどの冷えは女性ホルモンの分泌のバランスが悪く卵巣機能が低下しているためです

卵巣機能を回復させる方法には低容量ピルなどのホルモン剤を使用します

また卵巣機能の低下が酷くて無月経や生理不順などがあれば血液検査でホルモンチェックを行い

エストロゲンの補充、ホルモン補充療法などが行われます

ビタミンB群

食べ物のエネルギーを燃やして熱に変えるビタミン、ミネラルが不足すると血行が悪くなります

最近の食べものにはビタミン、ミネラルが不足しているものが多く必要な量が食事だけではとれません

冷えにはビタミンBコンプレックスやコエンザイムQ10、ビタミンC、ビタミンEが効きます

血行を促す効果的な方法は運動です

筋肉を動かして全身の血液を隅々まで送ることが大切です

しょうが、ねぎ、にんにく、にらなどは冷えに効く食べ物です